キャンプ初心者の方に向けて寝袋(シュラフ)の選び方についてお話ししようと思います。
こちらの記事でもお話ししましたが、キャンプを始めるうえで寝袋は必須です。
キャンプ場は思っているよりも寒いです。
ぼくも「まあ、いけるっしょ!」って思ってぺらぺらの寝袋でキャンプに行ったら寒くて全然寝れなかったということがありました。
あれは恐怖でしたね、山をナメたらダメです。体で覚えました。
真夏は別ですが、冬はもちろん春・秋も意外と冷えますのでこの記事を見て寝袋選びの参考にしてもらえたらなと思います。
(真夏でも標高が高いところは寒い場合があります。)
【素材で選ぶ】初心者なら化学繊維がおすすめ!
寝袋の中綿の素材には以下の2種類があります。
・化学繊維(ポリエステル等・人工素材)
・ダウン(アヒルやガチョウの羽・天然素材)
それぞれ以下のような特徴があります。
【化学繊維】
○濡れに強い、洗濯できる
×ダウンよりもかさばるし重い
○同じ対応温度でもダウンよりお安い
【ダウン】
×濡れに弱く、手入れや保管に気をつける必要がある。
○化学繊維よりも軽くて収納サイズが小さい
×同じ対応温度でも化学繊維より数倍高い
それぞれ一長一短あります。
個人的に始めのうちは化学繊維で十分だと思います。
濡れに強く値段も安いからです。
最初っから「がっつりやるぞ!」って方はダウンでもいいと思いますが、
化学繊維の方がお手頃なのでまずは化学繊維から始めてダウンが欲しくな
ったら移行するのがいいと思います。
(ちなみにぼくはダウン持ってません。NANGAオーロラライト750欲しいけど高いよ…)
初心者の方には濡れに強く安い「化学繊維」がおすすめ!!
【形状で選ぶ】おすすめはマミー型!
寝袋(シュラフ)の種類で一般的なものは以下の2種類です。
・マミー型
・封筒型
それぞれの特徴は以下の通りです。
ぼくはマミー型をおすすめします。
封筒型よりも少し値段が高いと書きましたが、化学繊維であればほんの少しの差です。(ダウン+マミーはめちゃくちゃ高いですが…)
封筒型は夏であればいいかもしれませんが、春・秋は寒いです。
冬なんてもってのほかです。
いろんな時期に使うことを考えると、マミー型一択かなーって思います。
山の夜は寒い!最初の寝袋(シュラフ)はマミー型がおすすめ!
【温度で選ぶ】快適使用温度+5〜10℃!
寝袋にはそれぞれ対応する温度というものがあります。
基本的にこの3つで表されています。
快適使用温度(Comfort temperature)
一般的な女性(25歳/60kg/160cm)が快適に寝ることができる温度域
下限温度(Limit temperature)
一般的な男性(25歳/70kg/173cm)がシュラフの中で丸くなり、快適に寝ることができる温度域
限界温度(Extreme temperature)
一般的な成人女性が寝袋の中で丸まった状態で6時間耐えられる温度域
これはヨーロピアンノームというEU諸国で使われている規格です。
有名な寝袋メーカーのNANGA(日本のメーカーです)も採用しています。
「快適使用温度=快適に寝られる温度」とは言っていますが、実際寒いです。
「快適使用温度※」に+5℃した温度帯での使用が一番快適だと思います。
寒がりのひとは+10℃していただいてもいいかもしれません。
※メーカーによってはヨーロピアンノームでの記載ではない場合があるため、「使用温度」や「コンフォート温度」と書いてある場合があります。
「快適使用温度」と同じものと思っていただいて問題ないです。
寝袋の快適温度は「快適使用温度」+5〜10℃!!
まとめ
以上がシュラフの選び方です。
まとめるとこんな感じです。
①初心者の方には濡れに強く安い「化学繊維」がおすすめ!!
②山の夜は寒い!最初の寝袋(シュラフ)はマミー型がおすすめ!
③寝袋の快適温度は「快適使用温度」+5〜10℃!!
ぜひ参考にしてみてください!
では!終わり!!